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令和7年度 つなぐ・つながる研修会を開催しました 

2025年7月22日(火)鯖江市健康福祉センター「アイアイ鯖江」において「つなぐつながる研修会~信頼でつくる地域の未来~」を開催しました。

 当日は、後見人等を務める担い手側(弁護士、司法書士、社会福祉士、法人後見担当者、市民後見人など)と当事者を支援するつなぎ手側(行政、医療機関、社会福祉協議会、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所、小規模多機能型居宅介護、障がい相談支援事業所職員など)約60名の参加がありました。

【基調講演について】
 一般社団法人 権利擁護支援プロジェクトともす 代表理事 川端伸子氏による 基調講演では、後見制度の説明をはじめ地域連携ネットワーク、成年後見制度の課題や制度改正について講義していただきました。
  事例や講師の体験談も交え、その人らしい暮らしを支える視点がわかりやすく伝わり、大きくうなずく参加者の様子もあり、多くの共感を得られたようです。
 チームで支援し本人の思いを共有する事や専門職としてのフィルターを通さず生活者目線を持つ大切さ、今後の制度の動向について知ることができました。

<基調講演当日の様子>

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【グループワークについて】
 グループワークでは、参加者からはつなぎ手、担い手、お互いの役割や気持ちについて理解を深め、課題について共有することができました。つないで終わりにならないように、気軽に連携できる関係づくりの大切さを確認し合いました。

 <グループワーク当日の様子>

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【研修会を開催したきっかけ】
 担い手の方とつながる機会があれば良いのに、というある医療ソーシャルワーカーさんからの一言がきっかけでした。
 必要な方が成年後見制度を申立てする際、受任候補者がいないケースが多く、「受任者がご本人と合わなかったらどうしよう」、「人柄や仕事ぶりをよく知っている人に担当をお願いできたらいい」日頃からそう思っていても、成年後見制度の担い手の方と知り合う機会がなく、家庭裁判所に一任するしかないのが今の現状です。

 今後も、成年後見制度利用前から関わっている医療・福祉関係者と新たに関わる受任者が加わって、ご本人にとってよい支援チームになるよう協力し合える信頼の地域づくりを続けていきます。