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介護等体験の事前学習に協力しています

福井市社協の活動

視覚障害者の誘導方法について説明

 平成10年度から小・中学校の教員免許を取得する場合には、福祉施設等において介護等体験が必須となっています。

 今年も福井大学から当会へ協力依頼があり、7月16日と30日の2回に分け、教育地域科学部の学生(2年生95名)を対象とした「介護等体験の事前学習」に関わることになりました。

 7月16日は、学生50名を対象に高齢者や障害者の現状や人と接する際のポイントなどの講義と視覚障害や車いす、高齢者疑似体験の3つの体験をしました。



   
車いすでスロープを下ります
        
高齢者疑似体験の様子
    

  

 アイマスク体験では階段を下りたり、いすに座る誘導をしたり、また車いす体験では、段差の昇り降りなど基本的な介助技術を学ぶとともに、一時的な身体的ハンディの体験を通し相手の気持ちを理解する学習をしました。



            
車いすのステッピングバーを踏み、段差を上ります
          
アイマスク体験の様子






 今回は、短時間の実習事前学習でしたが、8月から9月には、県内の高齢者入居施設やデイサービスセンター、障害者授産施設など、施設を利用される方の“生活の場”に訪問し、いよいよ実習本番です。

 5日間という短い実習期間ですが、この実習で、相手の立場に立った“ことば”やサポートの仕方を学ぶとともに、施設で働く人たちの「工夫」に気づいたり、「共に生きる」ことの意味について考えるきっかけになればと思います。そして将来(先生になった時)、ぜひ一緒に子どもたちへの福祉教育に取り組みましょう。