社協だより まごころ 240号 2024年9月25日発行 今回の表紙 「NPO法人ふくいこどもホスピス」の皆さん ふくいこどもホスピスは、代表の石田千尋さんが、小児がんと闘う息子さんをドイツのこどもホスピスで見送った経験をきっかけに令和3年に立ち上げた団体です。今回は、ふくいこどもホスピスの皆さんにインタビューしました。 わたし×ふくし=いまを楽しむ! わたし×ふくし ミニインタビュー どんな活動をしていますか? 私たちが目指すのは、医療の場ではなく治療中や治療後にいつでも家族や地域の人が利用できる「第2のおうち」のような場です。現在は、闘病中のこどもやご家族と交流する「かぞく会」や、ご家族と死別した悲しみに寄り添う活動、広報活動などを通して病気と闘っているこどもたちやご家族をサポートしています。「ふくいこどもホスピス」開設を実現するため、まずは私たちの活動を多くの人に知っていただけると嬉しいです。 活動の中で大切にしていることは? 病気と闘っているこどもたちは小さな英雄です。でも、久しぶりに病院から家に帰ったとき、周りの人に隠さないといけないようにも感じ、「こんなに頑張っていることをなぜ隠さないといけないんだろう」と悲しく感じました。活動を通して、こどもたちが病院という限られた場だけでなく、地域で色々な人とつながり、「今日も1日楽しかったね」と笑いあえることを日常にしていきたいです。 わたし×ふくし=いまを楽しむ!の解説をお願いします! こどもたちは、病気と闘いながらもいまを生きていて、新しいシーツのパリッとした感触や日々のちょっとした出来事など、闘病中でも笑顔になれる瞬間があることに気づかせてくれます。私たちの理念に「関わるすべての人が誇りを感じられる活動を後世に受け継ぐ」というものがありますが、活動を続けてきて、この想いがより強くなりました。病気と闘うこどもたちや家族へのリスペクトを忘れずに、皆が一緒になっていまを楽しみ、誇りを感じるような「こどもホスピス」をつくりあげたいと思います。 目次 2ページ 豊地区子ども福祉委員活動等 3ページ 自治会型デイホーム事業 4ページ 赤い羽根共同募金のお知らせ 5ページ 福井市民福祉大会等 6ページ ブックサイクルと絵本の読み聞かせ、企業・団体の社会貢献活動 7ページ 足羽川ふれあいマラソン、寄附・寄贈等 8ページ 児童館職員募集等 豊地区子ども福祉委員 地域の高齢者と交流! 市社協では、豊地区社会福祉協議会とともに、8月6日(火)、豊地区の子どもたちを「子ども福祉委員」に任命しました。 任命された子どもたちは、6月~7月にかけて、小学校の授業で認知症や地区社協の活動について話を聞いたり、デイサービスセンターで利用者と交流して、福祉について学びました。今回、さらに福祉への理解を深めてもらおうと、夏休みを利用した地域活動を呼びかけたところ、4名の申込みがありました。 当日は、自治会型デイホーム「アイ・サンサン」に集まってくる高齢者をお出迎えし、一緒にレクリエーションや体操などをしながら、楽しく交流しました。次回は、秋休みの地域活動にも参加する予定です。 【子どもたちの声】 ・最初はとても緊張したけど、大きな声でたくさん話せてよかった。 ・とても楽しかった。また機会があったら参加したい。 【保護者の声】 ・お年寄りの方といっぱい話しができて楽しかったようです。自宅でもしおりを作って見せてくれました。 ・デイホームの存在を初めて知りました。子どもにとっても、良い経験ができたようで、また参加してほしいです。 【地域の方の声】 ・お年寄りからも大変喜ばれていました。ぜひ、また参加してほしいです。 「子ども福祉委員」とは 子どもたちが学校で学ぶ「福祉」を、実際に地域に出向いて実践する取組みです。高齢者施設や居場所での交流、地域の高齢者宅の訪問などを行っています。取組みは、学校、保護者、地区社協などの地域団体との連携によって支えられています。子どもたちに地域のお年寄りの存在や大切さを感じてもらうとともに、地域の幅広い世代の人たちが「福祉」への関心を高めるきっかけにもなっています。 見守り活動に関するあったかメッセージが届きました! 能登半島の大きな地震の時、民生委員さんから「大丈夫だった?」と確認の電話をいただいて、うれしかったです。周りの人からも声をかけてもらい、皆さんに助けられていると実感しました。(日之出地区/80代) 県外出身の私ですが、いつも何かとお世話になって、地区社協の方が近くにいてくれて本当に良かったと思っています。皆さんのお世話もなさって大変でしょうが、感謝しかありません。(社北地区/90代) 問い合わせ 市社協 地域福祉課 TEL0776-26-1853 「自治会型デイホーム」ってどんなところ? 自治会型デイホームは、公民館や集会場など地域の身近な場所で、健康づくりや生きがいづくりを通した介護予防を目的に開催しています。気軽に参加してみませんか? Q介護保険のデイサービスとは違うの? Aデイサービスのような送迎や入浴はありません。会場までは各自でお越しいただいています。地域支え合い推進員とともに、簡単な体操やレクリエーション、小物づくり、児童との交流など、ワイワイとおしゃべりしながら開催しています。 Q事前に予約はしなくていいの? A予約は不要です。福井市内の行きやすい会場にお越しください。(開催予定表は、市社協ホームページでご覧いただけます)ただし、行事を行う際など、事前に予約が必要な場合もありますので、お気軽にお問合せください。 Q参加費は必要なの? A1回につき100円です。ただし内容によっては、別途自己負担をいただく場合があります。 Q誰が参加できるの? A概ね65歳以上の方です。 デイホーム紹介~子どもたちと楽しい交流会(棗地区)~ 7月9日(火)、棗小学校の4年生11名が、福祉学習の一環として棗地区自治会型デイホーム「いってこ会」の川尻会場を訪問し、参加者と交流しました。 これまで高齢者擬似体験や棗地区社協の活動を知る授業を通して、地域の高齢者について学んだ4年生。参加者の皆さんと一緒に楽しめるゲームを自分たちで考え、手づくりの福笑い・すごろくゲーム・輪投げなどを持ってきてくれて、会場は大盛り上がりでした。 最後に、子どもたちからは歌やリコーダーの演奏、そして参加者からは手づくりの風鈴がプレゼントされ、みんなで楽しい時間を過ごしました。 【子どもたちの声】 ・みんなが笑って楽しんでくれていた。 ・僕たちのために風鈴を作ってくれていて、お互いに嬉しい気持ちになった。 【参加者の声】 ・登校する様子を遠くから見ていることはあるのですが、こんなに身近にお話をしたり、ゲームをしたり、心に響く音楽を聴いたり、いっしょに体操したりと、子どもたちとの交流でとても心が和みました。 問い合わせ 市社協 地域福祉課 TEL0776-26-1853 みんなが社会の一員として包み支え合うしくみ 赤い羽根共同募金 10月1日から全国一斉に共同募金運動が始まります。 お寄せいただいた募金の多くは、福祉委員による見守り活動等の地域福祉活動や、民間福祉団体への助成に使われます。福井市共同募金委員会では、家庭、地域、学校、職場、企業などで募金運動のご協力をお願いしています。つながりを絶やさない地域づくりのため、皆さまの温かいご支援をお願いします。 令和6年度 福井市の目標額 21,122,000円 共同募金は、事前に使い道や集める額(目標額)を定めて募金活動を行う「計画募金」です。福井市で集められた募金は、来年度次のような事業に使われます。 地域助成 市内で実施する地域福祉事業への助成 9,661,000円 〇地域福祉推進事業費 ・市内49地区社会福祉協議会活動の推進に 586,000円 〇見守り支援事業 ・福祉委員活動の推進に 3,180,000円 ・福祉委員の研修に 104,000円 ・地域支え合いマップづくりに 82,000円 〇広報啓発活動 ・社協だより「まごころ」発行に 1,102,000円 ・地区社協活動啓発・ふれあい事業に 1,470,000円 ・ボランティア情報紙発行に 142,000円 〇地域福祉活動支援事業(11団体) 953,000円 〇共同募金運動の推進 2,042,000円 広域助成 県内の民間福祉団体への助成や災害積立てなど 11,461,000円 共同募金協力企業・団体を募集しています 社会貢献活動の一環として、職場で募金活動をしてくださる企業・団体を募集しています。ご協力いただける企業・団体には、赤い羽根、募金箱等の資材をお届けします。皆さまのご協力をぜひお願いします。 福井市共同募金委員会では、山形県、秋田県大雨災害義援金の受付も行っております。お寄せいただいた義援金は、福井県共同募金会を通じて、全額、被災された方々にお届けします。温かいご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。 問い合わせ 福井県共同募金会・福井市共同募金委員会(市社協内) TEL0776-26-1853 令和6年度 福井市民福祉大会 入場無料 申込不要 多年にわたり社会福祉の発展に功績のあった方々を称えるとともに、今後の地域福祉活動の進展を一緒に考えてみませんか?ぜひお越しください。 日時 10月4日(金)13時30分~16時 会場 福井市民福祉会館 小ホール(田原1丁目13-6 フェニックス・プラザ2階) 内容 13時30分:大会式典・社会福祉功労者等表彰 14時30分:講演会    テーマ「居場所づくりと地域の未来」    講師 認定NPO法人 全国こども食堂支援センターむすびえ 理事長 湯浅 誠氏 講師プロフィール 1969年東京都生まれ。社会活動家。東京大学先端科学技術研究所特任教授。認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長。こども家庭庁「こども家庭審議会こどもの居場所部会」委員。 1990年代よりホームレス支援に従事し、2009年から足掛け3年間内閣府参与に就任。内閣官房社会的包摂推進室長、震災ボランティア連携室長など。政策決定の現場に携わったことで、官民協働とともに、日本社会を前に進めるために民主主義の成熟が重要と痛感する。著書に、『つながり続けるこども食堂』(中央公論社、2021年)、『子どもが増えた!人口増・税収増の自治体経営』(泉房穂氏との共著、光文社新書、2019年)、『「なんとかする」子どもの貧困』(角川新書、2017年)他。 問い合わせ 市社協 総務企画課 TEL 0776-26-1853 生活福祉資金貸付制度のご案内 生活福祉資金貸付制度は、所得の少ない世帯、障がい者や介護を必要とする高齢者がいる世帯の生活の安定と経済的自立を図ることができるように資金を貸し付ける制度です。(所得による制限や使途内容など貸付条件があります。) ・個人ではなく、世帯に対しての貸付です。 ・世帯単位の所得による制限があります。 ・お住まいの地域の民生委員や関係機関が相談支援にあたります。 ・他の貸付制度が優先となります。 ※貸付制度の利用には、いくつかの要件があります。詳しくは、お問い合わせください。 問い合わせ 市社協 相談支援課(係直通) TEL 0776-50-7789 高校生・大学生ボランティア募集!! ブックサイクルと絵本の読み聞かせ 読まなくなった絵本を募り、必要とする人に届けるブックサイクルを開催します。 開催にあたり、当日の運営と事前準備のお手伝いをしてくれる高校生や大学生のボランティアを募集しています!イベントが好き、子どもと関わるボランティアがしたい、本が好きという方、ボランティアに参加してみませんか?詳しくは、右下の二次元コードからご確認ください。 また、当日は絵本の読み聞かせや楽しいコーナーも準備しています。お子さんやお孫さんと一緒に、ぜひお越しください。読まなくなった絵本の寄付もお待ちしております。 日時 11月4日(月・祝日)13時~15時 場所 ショッピングシティ・ベル2階 特設会場(100円ショップワッツ前)    (花堂南2丁目16-1) 内容 ①絵本の引き渡し「ブックサイクル」※1冊100円以上の寄付をお願いします    ②絵本の読み聞かせ    ③絵本の寄付受付「つながるブック」※読まなくなった絵本をお持ちください    ④その他お楽しみコーナー 問い合わせ 市社協ボランティアセンター TEL 0776-22-0022 応援します!企業・団体の社会貢献活動 地域福祉の推進には、地域住民や社協、福祉関係者だけでなく、企業や団体のチカラも欠かせません。福井市内でも、様々な企業・団体が、それぞれの持ち味を活かした社会貢献活動に取り組んでいます。市社協では、そんな企業等の活動を応援しています! 「つながる本ギフト」AKUSHU BOOK&BASE エルパ店(大和田2丁目1212) AKUSHU BOOK&BASE エルパ店では、本の文化の大切さや楽しさを若い人(子ども)につなげたいという想いのもと、「つながる本ギフト~あの子へのギフト~」※に取り組んでいます。 AKUSHU店長の声 元気いっぱいの子どもたちから、お礼の言葉や手作りのキーホルダーをもらい、「こちらこそありがとう」という気持ちでいっぱいです。 児童館の子どもたちの声 ・本を読むことが大好きです。児童館にたくさん本がきたので、とってもうれしいです。 ・たくさんの本にびっくりしました。 ※つながる本ギフト~あの子へのギフト~ AKUSHUの社会貢献活動に協賛いただいた個人や法人の会費の中から毎月一口分につき1冊、AKUSHUが選書した本を子どもの居場所や拠点(病院や児童館、こども園、養護施設など)に届けます。本の楽しさを、より若い世代に広げていくためのギフトです。 市社協後援事業 第11回足羽川ふれあいマラソンの運営補助ボランティアを募集します 日時 11月17日(日)7時~12時30分 場所 木田小学校およびその周辺、足羽川堤防~天神橋付近 内容 受付、駐車場案内、会場案内、手荷物預かり、スタート補助、給水、走路監視員、ゴール、写真撮影、伴走など 対象 健康で、ボランティア活動に興味と感心と熱意のある方 締切 9月30日(月) 事前説明会 11月2日(土)13時30分~15時30分 足羽福祉会職員研修センター(栂野町20-7)※個人ボランティアの方は参加が必須となっています。 申し込み・問い合わせ 足羽川ふれあいマラソン実行委員会 ボランティア受付係 社会福祉法人足羽福祉会内(栂野町20-7) TEL 0776-41-3585 FAX 0776-41-3199 寄附・寄贈 ご協力ありがとうございました 令和6年5月25日から8月27日(順不同) ※市社協への寄付金は、税制上の優遇措置の対象となります。また、寄附は、当会が実施する事業の中から使途を選択いただくこともできます。 ★寄附・寄贈 酒生地区社会福祉協議会 様(ちゅうりっぷ児童館への寄附)   10,000円 ユニー(株)小さな善意で大きな愛の輪運動アピタ福井大和田店 様 30,000円 匿名                             20,000円 坂田保 様                      未使用切手1,617円分 福井市環境政策課 様                       食料品2箱 梅田すみ子 様                          タオル1袋 スーパーUSA開発店 様                     お菓子6箱 あいおいニッセイ同和損保 様                 災害備蓄品3箱 匿名                          未使用ハガキ264枚 ★収集ボランティア協力(使用済切手、使用済テレホンカード等) 福井北モラロジー事務所 様                     使用済切手 坂田保 様                             使用済切手 明新地区社会福祉協議会 様                     使用済切手 匿名                    使用済切手、使用済テレホンカード 子どもの健全育成にあなたのチカラを活かしてみませんか? 令和7年度児童館職員の募集 募集職種 児童館長、児童厚生員 募集人員 児童館長 5名      児童厚生員 6名 職務の内容 児童館長 児童館運営の統括、児童館・放課後児童クラブでの児童の健全育成および支援(児童厚生員兼務)       児童厚生員 児童館・放課後児童クラブでの児童の健全育成および支援 応募資格 保育士、社会福祉士、小中高等学校・幼稚園教諭、大学で所定の学科を卒業した方、児童福祉事業に2年以上従事した方など(詳しくは、お問い合わせください) 勤務日 月~土曜日 勤務時間 12時から18時もしくは18時30分(1日6時間または5.75時間)※小学校の休校日は、朝からの勤務あり 休日 日曜日・祝日・年末年始 給与等(現行) 児童館長 基本給:月額144,900円 館長手当:月額14,690円 主任支援員手当:月額10,000円 期末手当:年間2.4ヵ月。1年目は1.9ヵ月 他諸手当あり         児童厚生員 基本給:月額144,900円 主任支援員手当:月額9,000円 期末手当:年間2.4ヵ月。1年目は1.9ヵ月 他諸手当あり 福利厚生 雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金保険の適用、有給休暇・病気休暇・特別休暇あり 応募方法 所定の申込用紙に必要書類を添えて市社協総務企画課まで直接本人が持参または郵送してください。募集要項、申込用紙は、市社協Webサイトからダウンロードするか、窓口へお越しください。 選考方法 面接(日時、場所は応募者宛に通知します) 応募締切 第一次募集:令和6年10月31日(木)      第二次募集:令和6年11月29日(金)      第三次募集:令和6年12月27日(金) 問い合わせ 市社協 総務企画課 TEL 0776-26-2005(係直通) 担当:吉岡 放課後児童クラブ支援員も募集中 児童館内で運営している放課後児童クラブで勤務する支援員も募集しています。 子どもが好きな方、夕方の少しの時間(14時~18時頃)でも一緒に働いてくれる方、資格や経験がない方でも勤務できます。詳しくは、市社協Web市跡をご覧いただき、希望の児童館へお問合せ(平日は12時~18時、土曜日は8時30分~18時まで)ください。 各種相談・交流の場のご案内 オープンサロンふらっとベル 買い物のついでに、お友達とのおしゃべりに、ちょっとした心配ごとの相談など、お気軽にお立ち寄りください。 開催日 火曜日から木曜日 13:00~16:00 場所  ショッピングシティ・ベル 2階(花堂南2丁目16-1) 飲み物 協力金100円以上をお願いします。 問い合わせ 市社協 地域福祉課 TEL0776-26-1853 ※祝日・年始年末はお休みです。 広告 ジャストサイズ 「防災バック30」絶賛発売中! 災害時に最低限必要な混雑時の備品、消耗品を30点収納!自治会単位でも個人でもお買い求めいただけます!定価4,500円(税別) くわしくは 0776-55-1019 災害からあなたと財産を守る 第一防災株式会社 本社 福井市中角町18-30-1 TEL 0776-55-1019 FAX 0776-55-1544 高齢化率 令和6年8月1日現在 福井市の総人口  254,440人 65歳以上の人口  76,455人 高齢化率       30,05% この広報紙は、赤い羽根共同募金の配分金を受けています。