福井市教職員課題別研修を開催しました
8月6日(金曜日)に福井市教職員課題別研修2010では、「ふくしについて考えよう~福祉って体験できるの!?~」をテーマに研修会が開催されました。
今回の研修では、講師に中部学院大学短期大学部の准教授の大井智香子氏とゲスト講師として、和田志保氏をお招きし、これからの時代を生き抜く子ども達に向けて、豊かな福祉観(人間観)を育むために、福祉のとらえ方や福祉教育の授業の持ち方について学びを深めました。
まず、頭の準備運動として、「福祉」と聞いてイメージする色は何か?その理由についても考えてみよう!ということで、各自がなぜその色を選んだのかを6人1グループで話し合いました。
福祉の色として多かった意見は、赤や黄色、ピンク、肌色、オレンジなどの暖色系で、選んだ理由は明るい、暖かい、近所の福祉施設の建物の色、心をつなぐ色というイメージで選ばれたようです。その他、様々な色が選ばれたことにより、各自が持つ色を選ぶときのエピソードがみんなひとりひとり違うことに気づかれたようでした。
次に、「みんなのまちはどんなまち?」ということで、いろんな人たちがまちで暮らしている様子が描かれたイラストを見て、そこでどのようなことを感じたかをグループの人たちと意見交換をして発表してもらいました。
社会の中にはいろんな立場の方がいて、良かれと思ってした行為が別の立場の人にはかえって使い勝手が悪くなるなど、いろんな立場から環境を整えることの難しさを感じたという意見がありました。
また、ゲスト講師の和田志保氏からは、参加者のみなさんは、このイラストを見る視線が自分ではない第3者の目線で物を見たり考えているのだということを知りましたという感想がだされ、各自がもつ立場という観点から、立っている場所、見ている場所がみんなが違うことで、自分自身の中にあるものへの様々な気づきがあったようでした。
次は、福祉教育のめざすものとは何か?ということで、福祉を理解するためのプログラムについて考えてみました。講師からは、どのようなことを子ども達につたえていきたいのかを考えてみたときに、形骸化した福祉体験にならないように、子ども達が自ら「気づく」ための仕掛けをもたせ、学習そのものを豊かにしていく必要である。また、これからの福祉観は、「for(誰かのために)」ではなく、「with」いろいろな人達と力をあわせながら一緒に作り上げていく協同実践の力が必要であることを話されました。
最後に、参加者からは、「障害を自分のこととして考えるという目線が目新しく気づかされた」「自分のものさしでものごとを決めつけてはいけない」「いろんな人とどんなつながり方をしていくか、改めて子どもたちと考えていきたい」等、教育活動の中で福祉をさりげなく取り入れていきたいといった声が寄せられました。





